ISO


ISO14001・ISO9001 環境と品質を考えたものづくり それが私たちの技術です。

ISOとは?

ISO(国際標準化機構:International Organization for Standardization)は、国際的な規格を制定する民間の非営利団体です。1947年に設立、本部はスイスのジュネーブで、現在では100カ国以上の国が参加しています。
従来はJISマークのように「モノ」の機能に関する規格でしたが、近年は「組織」そのものの規格へと領域を広げました。
ISOマネジメントシステムと呼ばれるもので、企業の諸活動が国際基準を満たしたものであるか否かを第三者機関(審査登録機関)が審査・判定し、合格した企業が登録企業の資格を与えられる、世界共通の制度です。
その代表が、"品質マネジメントシステム"の規格であるISO9001と"環境マネジメントシステム"の規格であるISO14001です。
  • ISO9001
  • ISO14001
ISO9001 品質向上に努力

当社は、「顧客満足度の向上(顧客重視)」を第一にお客様に満足して頂けるよう、ISO9001:2015年版の品質マネジメントシステムの認証を取得し、適切なプロセスで製品・サービスを提供しています。

ISO9001取得にいたる背景として、創業以来、「品質最優先」を基本としてお客様に安心してご使用いただける高品質な製品づくりに努め、培ってきた経験と技術力があり、これに加えて、ISO9001の取得によって、受注~納入に至る業務の規格要求事項を文書に定め、その通りに実行し、効果を上げるシステムの構築を行なってまいりました。

新たにリスクに基づく考え方の概念から、リスクと機会の双方の取組みで、従来からの品質マネジメントシステムの有効性をさらに高め、プロセスアプローチの基本概念である「PDCA」サイクルを回し、活動の目標値を明確にした計画を立て(P:plan)、計画どおり実行し(D:do)、結果が目標値を達成したかを判定し(C:check)、未達の場合は原因を究明して対策し(A:act)、これを次のPに反映するよう、品質マネジメントシステムの継続的な改善を図ることで、「顧客満足度の向上」を目指しています。

更に、ISO9001の要点を明確にすることと、JIS Q 14001:2015との両立性を高めるために新たに改定された環境マネジメントシステムを2018年7月に取得し、望まれる成果を生み出すために、これまでの実績から得た'品質の東洋'の評価を得るために、さらなる顧客満足と信頼の獲得に努めてまいります。

認証機関:(財)日本品質保証機構
登録番号:JQA-1918
登録日:1997年10月24日

ISO14001 環境保全への取り組み

当社の環境保全スローガンは
「今、テラ(地球)をきれいに!」
1990年以来、このスローガンのもとに「環境」と「人」と「車」の共存共栄のために努めてまいりました。

2000年7月にISO14001の認証を取得。
全従業員が一丸となって、より環境に配慮した事業経営を推進していくための社風を育成し、また管理システムを構築しました。
ISO14001の規格が2015年に改定されたことに伴い、当社も2018年7月に本改定への移行を行いました。

当社は経営方針の一つとして「顧客満足の向上と環境調和のものづくり」を掲げ、持続可能な資源の利用(省資源等)、気候変動の緩和及び気候変動への適応(CO2排出量の削減等)、 生物多様性及び生態系の保護(環境に配慮した原材料や物品の購入等)に寄与するため、常に地球環境に配慮した高品質の製品作りに日々努力しています。

認証機関:(財)電気安全環境研究所
登録番号:E00-137
登録日:2000年7月25日

適用範囲

(1)敷地・建物
本社菅生工場及び栃木事業所の敷地及び建物を対象とする。 所在地は以下のとおり。
本社菅生工場 : 神奈川県川崎市宮前区菅生1-8-18
栃木事業所 : 栃木県那須郡那珂川町馬頭2453番地
札幌営業所 : 札幌市中央区北1条東8-9
福岡営業所 : 福岡市博多区博多駅南5-1-3

(2)組織・人
前(1)項の工場・事業所の全従業員、派遣社員及び当該事業所等に常駐し業務を行っている業務委託会社の従業員(以下「従業員」という)を対象とする。

(3)活動・製品・サービス
活動・製品は、自動車用及び産業用フィルタの設計及び製造を対象に、サービスはそれに付帯するサービスとする。

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環境方針

基本理念

東洋エレメント工業株式会社は、「今、テラ(地球)をきれいに」をテーマに、環境活動に取り組むとともに地域社会から信頼される企業を目指した事業活動を行う。

「今、テラ(地球)をきれいに」とは~~
従業員一人一人が環境問題に取り組む社風を築き、地球環境への貢献に努めるとともに、きれいな空気・きれいな水という素晴らしい資源を守るため、地球環境に常に配慮した高品質の製品づくりに日々努力するための理念。

行動指針

東洋エレメント工業株式会社は、環境保護に寄与するため、法的要求事項及び当社が同意するその他要求事項の順守並びに環境汚染の予防を行う。併せて自動車用及び産業用フィルタの設計、原材料の取得、製造、物流、使用・使用後の処理及び最終処分の各段階における環境に及ぼす影響並びに以下を重点項目として環境目標を設定し、定期的なレビューを行い、環境マネジメントシステムの継続的な改善活動を実施する。

(1)6R(リフューズ、リデュース、リユース、リペアー、リサイクル、リファイン)と省資源・省エネルギーの推進

  • リフューズ ・・不要なものは、買わない・もらわない
  • リデュース ・・環境負荷を減らす(ごみの発生量や資源の使用量を減らす)
  • リユース ・・・そのままのかたちで再利用する
  • リペアー・・・修理しながら長く使い続ける
  • リサイクル・・・再生利用する
  • リファイン・・・廃棄する時は分別する

(2)環境に配慮した製品・技術及びサービスの開発

(3)技術的、経済的に可能な範囲での環境負荷の低い原材料・物品の購入

(4)従業員に対する環境に関する教育の実施と環境を大切にする企業風土の醸成

東洋エレメント工業株式会社
代表取締役社長  木村 三喜夫

※ 環境方針は文書により従業員に周知するとともに、社外にも公開する

施行日:平成31年4月19日

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環境活動実績

2022年度環境活動テーマ

1. 使用電力の削減
2. 大気汚染物質
  (ジクロロメタン)の削減
3. 廃油の削減
4. 紙類の削減

1.使用電力の削減

2000年度比、約33.1%の削減となり、前年度比では約3%の増加となりました。

デマンドコントロール装置の活用を行い、最大電力の抑制と引き続き、空運転、ライン停止後のこまめな電源OFFを徹底し、電気加熱の設備機械の電源投入時刻の見直し・最適時刻再設定、照明の適時適照化、冷暖房設定指示温度順守など、省エネ基本事項を守るとともに、環境パトロール等を介して潜在的な改善要因を見つけ、更なる使用電力の削減を図ります。

2.大気汚染物質(ジクロロメタン)の削減

2000年度比、約76.5%の削減となり、前年度比では約11.9%の増加となりました。

今後も設計変更や作業者の力量向上、作業効率の向上によりジクロロメタンの使用量を削減するとともに、さらなる現場改善や原料改善も推進して参ります。

3.廃油の削減

2000年度比、約78.2%の削減となり、前年度比では約0.6%の減少となりました。

廃油は、2009年に前年比54.0%の大幅な削減ができ、当初計画を達成できた為、2010年からは維持項目として管理して参りましたが、2011年度から廃油が増加したため、2014年度には再び目標に定めました。
今後も引き続き、廃油削減に取り組んで参ります。

4.紙類の削減

2005年度比、約51.4%の削減となり、前年度比では約25.0%の減少となりました。

紙類は、製品の主要構成材である濾紙の端材やオフィスからの事務紙となります。
工場においては、引き続き濾紙ロール幅の適切化による歩留まり率の改善、工程内不適合率の減少などを図ります。
オフィス活動では、伝票類などの発行・保管プロセスの変更など仕組みを改善するとともに、日常における一人一人の 環境意識を高め、IT化による事務紙・コピー紙の一層の削減を図ります。
また、不要な事務紙等は、リサイクル化により資源のムダを無くします。

油を出さない工場づくり

1992年、当社の主力工場である『栃木事業所』に新設した第2工場は、生産活動に伴って発生する環境影響負荷要因を考慮し、粉体静電塗装ライン、及び排水処理装置を導入しました。

粉体静電塗装ライン

粉体塗料は無溶剤塗料であるため、溶剤揮発が原因となる公害問題の発生がなく、又、 有機溶剤による中毒(衛生問題)、溶剤の引火による危険(消防関係)からも回避できる塗料です。

また、水溶性塗料の場合に発生する排水処理問題もなく、公害対策上非常に有利な塗料です。

排水処理装置

施設内で発生する排水は、凝集沈殿、ろ過装置、活性炭吸着により有害物質を除去し、汚泥と上澄水に固液分離します。

汚泥はフィルタープレスで脱水処理し、上澄水はPHを中性に調整して放流します。

廃棄物の減容化・減量化

6R(リフューズ・リデュース・リユース・リペァー、リサイクル、リファイン)に取り組み、廃棄物の排出 抑制を推進しています。

排出抑制、減量化リサイクル等の取り組みを推進することにより、事業系廃棄物の削減に取り組んでおります。

エコカッター21MPRO

使用済みのカートリッジタイプのオイルフィルタを解体し、分別・リサイクルを可能にした切断機を開発。

使用済み自動車用オイルフィルタを回転しながら簡単に切断出来ます。
金属はリサイクル(再資源化)、エレメントは焼却(熱エネルギー化)して分別処理出来ます。また小型で動力源を必要としません。
整備工場、ガソリンスタンド向けに適した、機能性を重視した工具で、廃棄物処理に困っている地域の小口需要家から販路が拡大しています。

「暮らし」に配慮した生産

地域のみなさまに配慮した環境に優しい新方式の脱臭装置を導入

バイオ脱臭装置

バイオの持つ優れた有機分解特質により、フィルタの濾材加熱工程で発生する臭気を、水と炭酸ガスに分解して消滅させます。したがって自然界の分解システムを応用していますので、人体への影響はなく、二次的な影響も心配ありません。